2013年12月19日

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精密板金豆知識 タップ加工の下穴径参考表


タップ加工機

 

ネジ穴シリーズが最近続いていますね

でも大事なことですのでね

被る内容はあっても書いていきます(・∀・)

 

 

 

 

 

SUS ヘアライン材

 

締結方法のうちもっともポピュラーなのがネジでの締結です

一番お手軽で安価です♪

今回は、そのタップ加工(ネジ穴加工)の下穴径についてです。

 以前、こちらの記事で切削タップと転造タップの違いについて

説明しましたが、下穴の大きさも違ってきます。

切削タップと転造タップの違い

 

 

 

 

 

切削タップ下穴表

*お詫び M2.5 M2.6のピッチが間違っていました m(__)m

セルの設定ミスで、小数点第2が四捨五入されてしまっていました

(2013/12/19 修正)

 

まずは、切削タップの下穴 上の表のようになります。

下穴の径の大きさですが、下記のように覚えると良いと思います

 

 

  タップ径 − ピッチ = 切削タップの下穴径

 

になります。

ピッチを忘れてしまいそうですが・・・

 

 

 

 

 

 

転造タップ下穴表

 

続きまして、転造タップの下穴径です

こちらは、1/100㍉単位のシビアな管理が必要になります。

下穴の加工は、NCTなどの金型加工になります。

こちらは下記のように覚えましょう

 

 

タップ径 − (ピッチ ÷ 2) = 転造タップの下穴径

 

転造タップの方が、加工の際に、切粉が発生しなかったりと

メリットはあるのですが、こういった精度の管理が必要になります。

 

 

 

 

 

「ねじなめんなよ」の飴

 

設計の際は、3次元CADが多いと思います。

この際に、M3をΦ3.0で描いたりすることが

多いのかもしれませんが 間違いが起こりやすいので、

下穴径を把握して、こちらの寸法で描いておくと

指示を間違えた際でも、加工先で気がつくことがあると思います。

 

 

 

 

他、ネジや穴加工に関しての記事はこちら

タップ加工と最小板厚について

皿モミ加工について

切削タップと転造タップの違い

 

 

 

板金豆知識まとめページ

ステンレスのバネ材について

チタンの板金加工に関して

タップ加工、ネジ穴について

3次元CADを導入しました 

曲げの限界加工について 金型干渉編

曲げ加工限界 曲げと穴位置の関係編

 

 

3次元CADを導入しました 

 

 

さらに詳しく知りたい方へ

精密板金の情報サイト BANKIN GUIDE

 

 

 

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