2012年12月18日

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

板金設計のための精密板金豆知識 サラモミ加工について


今回はサラモミ加工についてです。

精密板金加工のネジ関係の加工では、

タップ、バーリング等ありますが、サラモミ加工も多くでてきます。

 

 

 

 

サラモミ加工とは

 

サラモミ加工は、皿ネジの頭が出ないようにするための加工です。

一般的に2種類の加工があるようですが、海内工業では、沈みのあるサラモミ加工を行っております。

 

 

 

 

 

一般的なサラモミ加工の寸法

 

下記は、海内工業でサラモミ加工の際に目安にしてしている寸法表です。

 

 

ネジのサイズがJIS規格で決まっていますので、サラ穴の大きさも自ずと決まってきます。

 

 

 

加工に関して・・・

 

加工に関してですが、加工したいサイズの皿穴の径と同じサイズのドリルを使用します。

 

 

 

寸法の確認は、現物のネジで確認が一般的かと思われます。

 

 

 

 

 

加工に関しての注意点

 

加工時の注意点ですが、サラ穴が深くなってしまうと相手部品とのガタが出てしまいます。

 

 

もし、こちらのようになってしまった場合の応急処置は、相手部品のネジ穴を面取りましょう。

 

多少の深すぎの加工であれば、こちらでガタつきがなく締結ができるようになると思います。

 

もう一つの注意点は、面取りが小さい場合は、

もちろん皿ネジの頭が飛び出してしまうことです。

こちらは、後加工で対策ができますね。

 

サラモミの不具合は、抜き取り検査をすると共に、

ボール盤のネジがゆるんでないか等の確認が必要ですね

基本的なところですが、とても大事です。

 

 

 

 

 

海内工業の日々の取り組みはこちらから

 

 

板金豆知識まとめページ

ステンレスのバネ材について

チタンの板金加工に関して

タップ加工、ネジ穴について

3次元CADを導入しました 

曲げの限界加工について 金型干渉編

曲げ加工限界 曲げと穴位置の関係編

 

3次元CADを導入しました 

 

 

さらに詳しく知りたい方へ

精密板金の情報サイト BANKIN GUIDE

 

 

 

インターン生募集しています

進化する町工場へインターンしてみたい大学生がいましたら是非!

共に技術の追求、精密板金の可能性を広げていきましょう!

こちらも問い合わせから!