2013年5月20日

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精密板金豆知識 やってみました 溶接破壊


A5052 溶接破壊 仕上げ無 後表

 

やるやる詐欺になっていましたアルミの溶接破壊をやりました。

 

 

 

 

 

溶接破壊.002

 

今回は、A5052 板厚1.0の板材を直角に溶接

仕上げ無し(溶接したまま)と仕上げ有りのものの2パターン試してみました

 

 

 

 

 

溶接破壊.003

 

それを真上から、プレスブレーキで押してみました。

どれくらいの荷重がかかっているのか数値化できなかったため

次回行う際は、それらもデータ化していきます。

溶接した部分が90°から180°になる部分まで押し潰してみました。

 

 

 

 

溶接破壊 仕上げ無 後表 溶接仕上げ無 後裏

 

仕上げ無しの破壊の表と裏

表には、亀裂無し

裏は、表面に、若干の亀裂がみられる部分があります

 

 

 

 

 

溶接破壊 仕上げ有 後表 溶接破壊 仕上げ有 後裏

 

仕上げ有の破壊の表と裏

当たり前ですが、仕上げをした分、肉薄になるため表にも一部亀裂が見えます

裏側は、一本亀裂が走っています

 

 

 

 

 

溶接部切断

 

これをまた、さらに切断しました。

 

 

 

 

 

溶接部 切断 仕上げ無し 溶接部切断 仕上げ有

 

それがこちらです

左が仕上げ無しのもの(溶接したまま)

右が仕上げ有りのもの

仕上げありのものは、亀裂が板厚の半分くらいまで入ってますね

 

 

 

 

YouTube Preview Image

 

今回の溶接破壊の動画です

 

今回のように、溶接部分をここまで広げることは、

故意的にやらない限り、無いと思います。

上にも書きましたが、次回やる際は、

どれくらいの荷重でどれくらいの亀裂が入るのか?

というところをデータ化したいと思います。

 

 

 

 

 

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