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精密板金豆知識 鋼材の圧延方向(ロール目)について
一般的に板金に使われる板材は、圧延方向があります
これは、ロール目とも呼ばれますね
これはなんなのか?
これは、板材が作られる工程で発生するものです
板材の作られる工程は、下記の動画を参照にして下さい。
この中の圧延と呼ばれる工程の際にできるのが、ロール目になります。
動画の3:10ぐらいからですね
一般的に板材の長手方向がロール目になります。
これは、実際にどのような影響があるのか?
精密板金加工では、曲げ加工に影響してきます
曲げの方向で強くなる方向と弱くなる方向があります
そのため曲げ方向を考えた板取が必要になります
普通の板金素材の加工の際は、そこまで考えなくても良いことですが
ステンレスのバネ材などの硬い素材のものなどは、曲げの際に
割れが発生する場合がありますので考慮しなくてはいけません。
板材の方向と板取の関係は、図のようになります。
バネ材などは、このロール目の関係で定尺からの板取の際に、
少量しかブランクが取れない場合があります。
*ステンレスのバネ材の定尺は、320×1000(㎜)になります。
板金設計の際は、この定尺と板取の関係について知っていると良いかもしれません。
この定尺と板取については、また書きたいと思います。
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