2013年2月20日

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展示会出展に関して精密板金加工屋の「伝えたかったこと」「気をつけたこと」


 

第1回サムライモノフェスティバルに展示、登壇と参加させていただきました。

登壇の内容については、またレポートがあると思います。

今回は、展示会に参加する際に、伝えたかった点と気をつけた点を書きたいと思います。

 

 

 

 

 

 

今回展示を通じて、数多くの方とお話をさせていただきました。

特に今回は「IT×モノづくり」ということで異業種の方と多く話すことができました。

普段関わらない方々とお会いでき、刺激をいただくと共に、とても勉強になりました。

 

 

 

 

展示会で伝えたかったこと

 

FLIP

 

多くの方に「精密板金加工について」知ってもらいたいなぁと思い

BRANCHさんと作った名刺ケースと箱を展示しました。

名刺ケースについては、いよいよFLIP、IDも販売モデルにまできまして、

3月4月とようやくリリースできそうです。

 

 

 

精密箱

 

そして、「箱」

こちらは、見た目普通の板金加工した箱になります。

しかし、この箱、少し違います。

言って見れば「精密箱」です

隙間を0.03ミリ程度にしてあります

 

 

 

 

 

板金加工の箱

 

こちらは、板金ワークショップで製作している箱です

こちらは、フタと本体の隙間は、0.3㎜程度にしてあります。

 

この2つの箱を開け閉めしてもらうことで、精度の違いを感じてもらいました。

「精密箱」の方は、空気が動く感じが伝わったと思います。

 

 

 

 

 

チタン、ハステロイの板金加工

 

 

一般的な筐体での寸法精度であれば、隙間0.3㎜の箱の方の寸法精度で良いかもしれません。

しかし、海内工業で製作している部品の多くは、外側の部品よりも

機械の内側で動く機構部品になります。

ですので、より精度が必要とされます。

 

 

 

 

 

アルミのキズレス加工

 

板金という言葉のイメージは、

一般的な人ですと「自動車の修理」

エンジニアや設計の方でも、「あまり精度の出ないもの」

というのをよくお聞きします。

少しでもその誤解が解消されればと思っています。

 

 

 

 

 

展示会で気をつけたこと

 

展示会風景

 

人が納得するという時は、どんな時か?

今回は、これを考えて展示をし、お話をさせていただきました。

人が納得する時というのは、2つあるそうで

 

①論理的に納得する

 

②感情で納得する

 

この両方が成立する時に「心から納得」するそうです。

 

ロジック的に話をすること

実際に、触ってもらい、見てもらい、感じてもらうこと

この2つを織り交ぜて展示会ではお話させていただきました。

お会いした方々に、精密板金加工について伝わっていたら幸いです。

 

もしかしたら、当たり前のことかもしれませんが、今後とも意識していきたいなと感じています。

 

 

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