![写真1](http://amauchi-industry.com/wp-content/uploads/2015/10/IMG_0417_2.jpg)
【写真】建屋の外まで、整理整頓が行き届いた武州工業様。
東京・青梅市にある武州工業株式会社様へ工場見学に伺ってきました!
海内が専修大学で講師を務めさせていただいているオムニバス式の授業で、
林社長が同様に講師をされており、
今回学生の皆様と一緒に見学に参加させていただきました。
武州工業様は、パイプの曲げ加工が主な会社様で、
自動車のパイプ部品や、医療用の部品を作っていらっしゃいます。
工業製品の部品加工のみならず、
東京ビジネスデザインアワードから生まれた知育玩具「Pipegram」も開発され、
グッドデザイン賞を受賞されており、
培った技術を糧に新しい挑戦をなさっている素敵な会社様です。
![写真2](http://amauchi-industry.com/wp-content/uploads/2015/10/20150831_164912_2.jpg)
【写真】工場見学の様子。林社長に案内していただきました。
会社概要と取り組みのご説明をいただいたあと、工場を見学させていただきました。
技術はもちろん素晴らしいですが、
なにより印象に残ったのは、その生産を実現する取り組みです。
独自の加工機の開発や社内システムの構築等、自社に適したものへ
時間をかけ工夫してつくりあげていらっしゃいました。
例えば、武州工業様の特徴の1つである「1個流し生産」は、
1人の職人が材料調達から一連の加工、品質管理、出荷管理まで行う、
まるでラーメン屋台のような生産方法です。
1人が動くスペースの中で配置できるよう、
製品に合わせて最小限の機能に抑えた小型加工機を自社開発し
レイアウトされています。
![写真3](http://amauchi-industry.com/wp-content/uploads/2015/10/IMG_0406_2.jpg)
【写真】大型加工機と自社開発のミニ設備(手前写真)
また製品の形状に合わせて検査治具を製作し、
工程の中で1個1個品質保証が行われるようになっているそうです。
作業者が扱いやすいよう構築された独自のシステムは
工程の流れの中でリアルタイムに情報が貯まっていき、
ビックデータとして生産計画に活用、
さらには測定データの作成も不要になるそうです。
このような様々な工夫を行うことで、生産を効率化し
リードタイムの短縮、コスト削減を行っていらっしゃいました。
また1人ひとりが多能工になれる社員教育の仕組みや、
1個流し生産で生産管理から製造、検査まで任せることで生まれる責任感、
従業員の方の意識に上手くつながる仕組みづくりも印象的でした。
一番難しいアルミのろう付けを新入社員は最初に習得することで、
誰でも出来る作業になるそうです。
属人的なリスクが減るだけでなく、誰でも出来ることによって
素直に技術を伝えていけることにも繋がるそうです。
![写真4](http://amauchi-industry.com/wp-content/uploads/2015/10/IMG_0412.jpg)
【写真】アルミのろう付け作業中。
林社長は「真のグローバル化は地域を活かす事」として、
海外へ生産拠点を移す流れもある中でも、青梅の地で、
一貫してものづくりをしていくこだわりをもっていらっしゃいました。
海外では出来ない幅広い製品への対応と、コストダウン・効率化に
取り組んでいらしたことが様々な創意工夫に繋がり、
海外生産しなくても勝てる仕組みをつくりあげていらっしゃいます。
生産体制や品質保証の仕組みを確実につくりあげ、徹底されている点に感銘を受けました。
言葉で掲げることは簡単ですが、
実際にそれを確固たるものにすることはなかなか難しいことだと思います。
当社も気を引き締めてまいりたいと感じました。
技術は毎日の積み重ねにより成り立っていることを、
改め勉強させて頂きました。
最後になりましたが、林社長様、武州工業の皆様、誠にありがとうございました!
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
永年内部のメカ部品を製作してきた技術力に自信があります
機構の部品などは高精度が必要で削りの部品が多くなりがちですが、
部品によっては、弊社の加工精度で、板金部品でも代替え可能になることもあります。
研究開発での製作物やロボットなどの少量生産の部品なども承っております
図面が無い段階でも遠慮なく連絡いただければと思います
お問合せはこちらから 問い合わせ
海内工業の日々の取り組みはこちらから
さらに詳しく知りたい方へ
インターン生募集しています
進化する町工場へインターンしてみたい大学生がいましたら是非!
進化する町工場で、少し先の未来を一緒に創りましょう!