2020年5月28日

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【加工事例】アルミのTig溶接


 

アルミニウムの溶接に関して

 

海内工業では、20年以上前から医療機器のアルミ筐体の溶接をやっています。

 

アルミのTIG溶接、アルミのスポット溶接、ともに、長年の実績があります。

 

部品としては、医療機器のカバー、ロボットの筐体などの案件を多くもらっております。

 

軽さと強度が求められる部分での需要があるのだと感じています。

 

アルミの材料に関しては、下記リンク先を参照ください。

アルミニウム関して

 

上記の画像は、2018年CEATECでのコマツさまの展示物になります。

 

オールアルミの巨大コックピットになります。

 

コマツ CEATEC JAPAN 2018 「遠隔操作POD」の製作

 

 

材質

 

材質としては、

 

A1000系の純アルミ系

 

A5000系のAl-Mg系

 

などを多く行っていますが、

 

A2000系 AL-Cu系 ジュラルミンなど

 

A6000系 AL-Mg-Si系 押出材など

などのアルミ溶接の加工実績もある溶接者が作業しています。

 

 

 

 

アルミの溶接は、一般的に難しいと言われています。

 

それは、他の金属よりも融点が低いこと、熱伝導率がとても良いことなどから

 

溶け落ちが発生したり、歪が生じやすいからです。

 

 

海内工業では、※アルミ溶接の資格を持つ熟練の加工者が、溶接を担当しています。

 

(※JIS Z 3811(アルミニウム溶接技術検定における試験方法及び判定基準)に基づいたアルミニウム溶接技能者)

 

アルミの材質を熟慮して、歪を考慮した溶接順序、溶接方法、仕上げ方法で加工しております。

 

 

 

 

 

上記は、仕上げる前のアルミ溶接です。

 

溶接ビードがキレイです。

 

 

 

 

 

こちらは、仕上げ後になります。

 

仕上げると、強度は、もちろん落ちますが、美観の必要なカバーなどは、仕上げが必須となります。

 

強度を保持しながら、歪を少なくして、仕上げの良い物を製作する。

 

これは、表の溶接部を削って仕上げるため、接合箇所が、もちろんのこと薄くなります。

 

ですので、裏に(内側に)「うらなみ」を出すことが強度を保持するために必要になります。

 

海内工業では、そのあたりも確実な物を製作して、ご提供しております。

 

 

 

 

 

仕上げ後に、塗装処理すると上記のようになります。

 

アルミ溶接した物の表面処理ですが、一般的には、塗装が多いかと感じています。

 

中には、アルマイト処理をする物もありますが、溶接箇所のシミなどが発生する可能性があります。

 

アルミの外観品などの実績も多数ありますので、用途や見え方なども様々ご提案できるかと思います。

 

アルミの筐体やアルミの溶接にお困りのことがあれば、一度ご相談ください。

 

 

 

 

 

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精密板金の設計などにお悩みの方は、下記の記事を参考にしていただけると幸いです。

 

 

板金豆知識まとめページ

ステンレスのバネ材について

タップ加工、ネジ穴について

3次元CADを導入しました 

曲げの限界加工について 金型干渉編

曲げ加工限界 曲げと穴位置の関係編

 

 

さらに詳しく知りたい方へ

精密板金の情報サイト BANKIN GUIDE