アルミニウムの溶接に関して
海内工業では、20年以上前から医療機器のアルミ筐体の溶接をやっています。
アルミのTIG溶接、アルミのスポット溶接、ともに、長年の実績があります。
部品としては、医療機器のカバー、ロボットの筐体などの案件を多くもらっております。
軽さと強度が求められる部分での需要があるのだと感じています。
アルミの材料に関しては、下記リンク先を参照ください。
アルミニウム関して
上記の画像は、2018年CEATECでのコマツさまの展示物になります。
オールアルミの巨大コックピットになります。
材質
材質としては、
A1000系の純アルミ系
A5000系のAl-Mg系
などを多く行っていますが、
A2000系 AL-Cu系 ジュラルミンなど
A6000系 AL-Mg-Si系 押出材など
などのアルミ溶接の加工実績もある溶接者が作業しています。
アルミの溶接は、一般的に難しいと言われています。
それは、他の金属よりも融点が低いこと、熱伝導率がとても良いことなどから
溶け落ちが発生したり、歪が生じやすいからです。
海内工業では、※アルミ溶接の資格を持つ熟練の加工者が、溶接を担当しています。
(※JIS Z 3811(アルミニウム溶接技術検定における試験方法及び判定基準)に基づいたアルミニウム溶接技能者)
アルミの材質を熟慮して、歪を考慮した溶接順序、溶接方法、仕上げ方法で加工しております。
上記は、仕上げる前のアルミ溶接です。
溶接ビードがキレイです。
こちらは、仕上げ後になります。
仕上げると、強度は、もちろん落ちますが、美観の必要なカバーなどは、仕上げが必須となります。
強度を保持しながら、歪を少なくして、仕上げの良い物を製作する。
これは、表の溶接部を削って仕上げるため、接合箇所が、もちろんのこと薄くなります。
ですので、裏に(内側に)「うらなみ」を出すことが強度を保持するために必要になります。
海内工業では、そのあたりも確実な物を製作して、ご提供しております。
仕上げ後に、塗装処理すると上記のようになります。
アルミ溶接した物の表面処理ですが、一般的には、塗装が多いかと感じています。
中には、アルマイト処理をする物もありますが、溶接箇所のシミなどが発生する可能性があります。
アルミの外観品などの実績も多数ありますので、用途や見え方なども様々ご提案できるかと思います。
アルミの筐体やアルミの溶接にお困りのことがあれば、一度ご相談ください。
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精密板金の設計などにお悩みの方は、下記の記事を参考にしていただけると幸いです。
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