2020年5月22日

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【設備紹介】ファイバーレーザー複合機


 

 

本日は、設備の紹介になります。

 

 

ファイバーレーザー複合機 LC2515C1AJ

 

 

ファイバーレーザーとタレットパンチプレスの複合加工機になります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ファイバーレーザーカット

 

ファイバーレーザーは、ビームの質が、従来のレーザー加工機と比べ良くなっています。

 

そのため、カットのスピードが速くなりました。

 

また、今までレーザー加工できなかった高反射材(純アルミ、純銅など)も加工可能になりました。

 

海内工業で保持しているファイバーレーザーは、2kwになります。

 

加工材種と板厚は、下記のようになります。

 

下記以外の材種や板厚も加工可能な場合がありますので、一度お問い合わせください。

 

 

 

 

鉄は、SPCC、SPHC、SECC、SGCC、SS400などが、海内工業で取り扱いが多い材料の種類になります。

 

厚板になると、アシストガスが、酸素にした方がキレイにカットできます。

 

ただ、溶接や表面処理のある場合などは、窒素での加工も行っております。

 

酸素の場合は、カットの端面が、酸化します(黒くなります)

 

窒素の場合は、窒化します。

 

鉄の材料説明

 

 

 

ステンレスは、SUS304、SUS316、SUS430 が、取り扱いの多い材料になります。

 

ほか、バネ材では、SUS301やSUS631の材料も取り扱っております。

 

0.3mmまでは、社内で加工することが多いのですが、それ以下の板厚の物も

 

微細レーザーを所持している協力会社さんとの連携で加工しています。

 

ステンレスステンレスバネ材の説明

 

 

 

 

 

 

 

 

アルミニウム 材料説明

 

アルミは、A5052(AL-Mg系)を多く取り扱っております。

 

厚みは、4.0mmぐらいまでがキレイにできる板厚だと感じています。

 

キレイに加工できるというのは、小さい穴などの加工精度の部分になります。

 

切断に関する板厚とか穴径に関しては、別の記事で書ければと考えています。

 

今までのレーザーでは加工が難しかった

 

A1000系 (純アルミ)

 

A2000系 (AL-CU系)

 

A6000系 (AL-Mg-Si系)

 

も加工しております。

 

板厚ですが、材種によって、キレイに加工できる板厚が異なりますので、一度お問い合わせください。

 

 

 

 

 

 

銅 及び 銅合金 材料説明

 

純銅

 

ファイバーレーサー加工が可能になったことにより、

 

タレットパンチで加工していた純銅がレーザーカット可能になりました。

 

C1100 タフピッチ銅

 

C1020 無酸素銅

 

純銅は、バスバーや溶接シールドの案件などで、ご依頼いただくことが多いです。

 

レーザーカット可能なので、複雑形状も加工可能です。

 

 

 

真鍮

 

C2600P 黄銅1種

 

C2801P 黄銅3種

 

真鍮は、上記2種類を取り扱っています。

 

C2680、C2700 の黄銅2種は、板材で入手が困難ですので、上記に変更を提案しています。

 

真鍮は、接点材料などの案件で多くいただいていいます。

 

 

りん青銅

 

C5191P りん青銅2種

 

C5210P バネ用りん青銅

 

こちらも、スイッチやコネクタでの案件でいただいています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

特殊材

 

海内工業では、様々な特殊材の案件も受けております。

 

チタン

 

純チタン TP270 TP340

医療用の純チタン  ASTM F67-13 も実績があります。

 

βチタン Ti15-3-3-3

 

64合金 Ti-6Al-4V

 

海内工業で取り扱いのあるチタンは、上記の3種類になります。

 

チタンに関しては、下記の記事を参考にしてください。

 

チタンの板金加工について

 

 

純ニッケル Ni201

 

インコネル ALLOY 600など

 

ハステロイ ALLOY C276

 

上記の材料もサンプル加工も含め加工しています。

 

加工先をお探しでしたら、一度お問い合わせください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

タレットパンチプレス加工

 

文字通りタレットの中に入っているパンチでの加工になります。

 

複合機ですので、レーザーカットとの複合加工が可能です。

 

成形加工(タップ、バーリング、ハーフパンチ)なども、含めて加工ができるので、効率が良くなります。

 

ただ、成形部分の位置によっては、パンチ加工の際に、干渉してしまい

 

複合可能ができずに、手加工になってしまう場合がありますので、ご注意ください。

 

数値的な部分は、別記事でご説明できればと考えています。

 

 

 

 

 

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精密板金の設計などにお悩みの方は、下記の記事を参考にしていただけると幸いです。

 

 

板金豆知識まとめページ

ステンレスのバネ材について

タップ加工、ネジ穴について

3次元CADを導入しました 

曲げの限界加工について 金型干渉編

曲げ加工限界 曲げと穴位置の関係編

 

 

さらに詳しく知りたい方へ

精密板金の情報サイト BANKIN GUIDE